インプラントの動画&用語集 〜失敗しないインプラント治療〜



インプラント関連の動画

まずはインプラントのことがわかりやすく解説されている動画がありましたので、ご紹介しておきたいと思います。。

インプラント手術器具の説明

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インプラント手術に使用する器具について解説してくれています。
これから手術を考えている人は参考になると思います!!


インプラント治療の実際(手術編)
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インプラント治療の手順を模型を使って解説してくれていて、非常にわかりやすいですね!!
実写じゃないのでグロくないですし(笑)


インプラント用語集

インプラントにはたくさんの用語が登場するので、チンプンカンプンになってしまいそうですね(^^;)
ここでは主な用語について解説しておきたいと思います。

インプラント
インプラントとは歯を失った箇所に人工歯根を埋め込み、人工歯の支柱とする施術です。あるいは埋入される人工歯根を指してインプラントとも言います。義歯(入れ歯)やブリッジと異なり歯根を持つために、他の歯に負担をかけることなくしっかり噛むことが可能です。

アバットメント
インプラントの本体であるフィクスチャーに連結して歯肉の外に露出し、人工歯の支台となる部分。フィクスチャーとアバットメントが一体型のインプラントもあります。

フィクスチャー
インプラントの本体、骨に埋める歯根にあたる部分を指します。フィクスチャー単独でインプラントと呼ぶ場合もあります。

上部構造
人工歯のことを指します。金属やレジン、セラミックなどの素材が用いられます。

1回法
インプラントの術式のひとつ。フィクスチャー埋入後、頭の部分を口腔内に露出させたままなので手術は1回で済みます。患者の負担は軽減されますが、衛生面や患部への負荷の面で骨との結合が妨げられる可能性はあります。

2回法
インプラントの術式のひとつ。フィクスチャー埋入後、上から歯肉を縫合し、いったん埋没させます。アバットメント連結の際に2度目の手術が必要となりますが、非荷重治癒期間中の患部への負荷を軽減し、感染リスクを最小限に抑えます。

即時負荷インプラント
インプラント埋入後、治癒期間をおかず48時間以内の仮歯装着を行います。十分な骨量・骨質と強固な初期固定が認められることが条件です。術式は1回法となります。

GBR
Guided Bone Regenerationの略。骨再生誘導法とも言い、歯肉と骨の間に膜を張りスペースを作ることで骨の再生を誘導します。骨の量が足りずインプラントの固定が困難なケースで選択されます。

オッセオインテグレーション

結合組織を介在せず直接チタンと骨が結合することをオッセオインテグレーションと言います。1952年にチタンと骨が結合することを動物実験で発見したスウェーデンのブローネマルク博士は、その現象をオッセオインテグレーションと命名しました。その後1965年に世界初のオッセオインテグレーション・インプラントを成功させたブローネマルク博士は、現在のインプラントの祖とされます。

バイオインテグレーション
ハイドロキシアパタイトを介した骨との結合をオッセオインテグレーションと区別してバイオインテグレーションと言います。インプラント表面にコーティングされたハイドロキシアパタイト(骨や歯の成分)が骨と直接融合し、より早く強固な結合が得られます。このタイプのインプラントをHAインプラントと呼びます。

非荷重治癒期間
上部構造を装着するまでのインプラントに負荷をかけない期間。従来オッセオインテグレーションには下顎3ヵ月、上顎6ヶ月の非荷重治癒期間が必要とされていましたが、インプラントの改良に伴い短縮が進んでいます。

サイナスリフト
上顎の骨の再生手術。骨の厚みが5o以下と少なく、インプラントの固定が困難なケースに行われます。骨の生成には6〜12ヶ月の期間が必要ですが、インプラントの適応を大きく拡げることができます。

ソケットリフト
上顎の骨の再生手術。骨の厚みが足りずインプラントの固定が困難なケースで選択されますが、骨の厚みが5o以上ある場合に限られます。患者の肉体的負担がサイナスリフトに比べれば軽いものの応用範囲は狭くなります。